現在のインフルエンザ迅速検査キットでは発症してから12時間ほど経過して体内のウイルスが増殖した後でないと、正確な判定ができないことがあり、そのため、発症初期のウイルスが増殖していない段階では、インフルエンザの可能性が濃厚であっても検査結果「陰性」となってしまいます。そして再度受診していただき再度検査となってしまいます。
しかし、もっと早い段階でインフルエンザの感染が分かるようにと開発された富士ドライケム IMMUNO AG1というインフルエンザ迅速診断装置を使えば、現在の検査キットより早い発症初期の段階でインフルエンザの感染が分かることができます。(発症後3~6時間後で判定可能ですが、2時間程度でも可能なケースも、もちろん100%ではありませんが)
そこで、当院でも先週末よりインフルエンザ感染が疑われる患者様で発症12時間未満の患者さまに上記診断装置を使用し診断させていただくこととしました。ただ判定に時間がかかり、お待たせすることがあるため使用時には再度ご相談させていただきます。